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23 Aug, 2002 急発進したバスの中で倒れてしまった。ものすごい勢いというか、日本でいうところの乱暴な運転というか・・・。中国のバスはしっかり手すりにつかまっていないと危険。昔、バス通学していたバスのプロ(?)の私にもつらかった。でも、倒れた時に、受け止めてくれた女性がいたことには驚いた。 歩いていたら人力三輪車の運ちゃんに話し掛けられる。行き先までいくらかと訊いたら、「8元」。高いから「じゃあいいです」と歩き続けると、「8元というのは2人の時で、1人なら5元だ」と後ろから声をかけてくる。どう見ても私はひとりなのに、なぜ2人料金を最初に言うのだ?最初にふっかけられると、乗る気がしなくなるのは私だけ? 虎丘の斜塔は本当に傾いていた(だから斜塔なのだが)。かなり傾いているよ。見る場所によっては、本当に倒れて着そうで怖い。あの古さもいい感じ。庭園もいいけれど、ここもすてき。 網師縁では、イタリア人ツアー客の人たちとお友達になった。最初はガイドさんのしゃべっている言葉がイタリア語かスペイン語か分からなかったけれど、しばらく聞いていたらイタリア語と判明。目が合った人に「イタリア人ですか?」と言ってみた。私はイタリア語をしゃべっているのに、彼は親切にも英語をしゃべってくれた。そのうち「イタリア語しゃべれるの?」と気づいてくれたけれど。そんなことをしている間に輪のなかに入ってしまった。イタリア人は強力だね。一緒にいるだけで、どうしてこんなに楽しくなれるのだろう。投げキッスをしてくれれたり、一緒においしいイタリアレストランで食事をしようと誘ってくれたり。私の名前(かおり)を正確に発音してくれるのもうれしい。中国人は「かおり」と発音しようとすると、「こり」に近い音になるのだ。 それにしもて、日本人が歩くとたくさんの客引きがついてくる・・・。「ニホンジン、トモダチ」「トクベツリョウキン」、それはもちろん日本人用の高額設定料金でしょ。 上海行きの切符を無事に購入。座席指定有り、だ。安心して乗り込める。列車は発車時刻になってようやく入線した。列車の扉が開くと、中国人はどーっと扉付近に群がり、われ先にと乗り込む。なぜか私も真似をする。列車の中は意外とすいていて、荷物も余裕で置けるし、席も2つくらい占有できるくらいだった。そして、寝ている間に上海に到着したらしい。たぶん上海が終点だから、急ぐ必要はないのかもしれないけれど、降りれなくなすると困るのであせりだす。ずっと私に興味を示していた人に「上海についたのか」と訊いてみた。いつの間に、この程度の会話は本を見なくても口をついて出るようになった。やはり上海に着いたらしい。急いで支度をして列車を降りた。 ホームから階段を下りて改札へ向かう途中に、物乞いの子どもがたくさんいた。その中の1人がつきまとってきた。「Give me」と聞えなくもない何か言葉をしゃべった。私が手に持っていたペットボトルを所望しているらしい。中身が半分以上残っているのだけど・・・。彼女は気がつくとペットボトルに手をかけている。私が手をペットボトルからはなすと、普通に持っていってしまった。もし毒が入っていたらどうするの?と他人事ながら心配になる。 暑い。一度戻ってきた時はこんなに暑くなかったではないか。あの気温を期待していたのに。これはどこにも観光に行けない可能性もあるかも・・・ なつかしの浦江飯店に戻ってきた。今日のドミはすごい。15人部屋で男女ミックス。最初に泊まった部屋はよかったのだけどね。今日はチェックインが遅かったのが失敗の原因だろう。 宿泊する階で鍵を受け取り、キーデポジットを払うのだが、キーデポジットの100元を日本円で払えないかと交渉してみた。帰る日に100元なんて大金(私にとっては)を返してもらっても困るのだ。今100元はないけれど、日本円ならあると言ってみた(事実だったし)。最初は日本円でOKと言ってくれた。2000円を渡したけれど、1000円でいいと言う。でも、やはり2000円、いや1000円でいい、いややはり・・・なんてことを繰り返しているうちに、ややはり100元ではくてはならないと言い出す。相変わらずよく分からない。仕方が無いので、銀行に行った。「両替してきたよ」という中国語は分からないので、「終わったよ(好了)」と言ってみた。あまり適切な言い方ではないだろうとは思いつつ、とりあえず中国語をしゃべってみる。相手のおばちゃんはにこっと笑ってくれた。 友人に電話をする予定があったので、テレホンカードを買った。 「(IPテレホンカードを指差して)50度数が欲しいのですが」 「IPはない。ICなら30度数がある。」 「それください。」 代金を支払ってICテレホンカードを受け取った。お店のおばちゃんは「ありがとう」と笑顔で渡してくれた。あれ?愛想いいじゃない。さっきのホテルの人もそうだったし。最初に来た時の印象とは大違いだ。最初に来た時との違いは、私が下手でも中国語をしゃべれるようになっていること。印象もずいぶん違うだろう。言葉って大事だなとあらためて思った。 浦江飯店のエレベーターは客が操作できない。必ず係りの人が動かす。何階に行くかを告げるのだけど、今は中国語で言う。その方が自分にとっても分かりやすい。中国での階の数え方は日本と同じなのだけど、彼らは2階を2nd floorと言ったり単にtwoと言ったりする(他の都市でもそうだった)。だから、西欧系の人たちがエレベーターを降りて自分の行きたかった階でないのに気づき階段に向かうという姿をよく見た。中国語で行きたい階を言うのが一番分かりやすい。 荷物お預かり(3つ) 9元 バス×6 7元 飲み物×3 9.8元 肉まん 1元 切符(蘇州→上海) 13元 宿泊費(4日分) 200元 ICテレホンカード 29元 切手(日本まではがき5通分) 25.2元 夕食 6元 |