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30 Jul, 2002 南京行きのフェリーに乗った。そこまではよかった。船に乗ったら、チケットと交換で船の中での座席指定券みたいなものと取り替えなくてはならない。他の人と同じように5等チケット交換所(?)で交換しようとしたけれど、なぜか外国人と見抜かれる。「5等は冷房がない」とのことだけど、「冷房はいりません」と答える。そうしたら、「5等はよくない。」とかなんとかやっているうちに、私は偉い人に引き渡された。 偉い人は2等や3等の部屋を見せてくる。3等なら差額は36元だと、しきりに勧めてくる。でも、私は余計な出費はおさえたいので5等で十分(そりゃ、5等には一瞬やばいものを感じたけれど。でも、寝袋があれば十分泊まれるレベル)。「外国人は5等には泊まれないのか?」と質問するも、微妙に無視される(中国語が間違っていれば直してくるから、通じなかったということではないはず。)。それで、私は「お金持っていません」の一点張り。そうすると、なぜかパスポートを見せろと言ってくる。素直に従うと、名前や住所を写している。そして、私の5等のチケットに、お金がないらしいが3等に泊めるみたいなことを書いて、私を3等に案内してくれた。偉い服務員さん(男性)は笑顔で「ここがあなたの部屋です」とジェスチャーで示している。使うのにお金払わないのは間違っているだろうと思ったので、差額を払うことにした(涙)。・・・この船には英語をしゃべる服務員さんはいないのですか?あぁ、本当に英語って通じないのだなぁと痛感した。 同室になった親子がすごく親切だった。いろいろ食べ物をもらった。まず最初に、ひまわりの種を「食べて」と言ってくれた。食べ方が分からなくて、まるごと食べてしまいました(普通やらないって。食べるのは中身だけ)。しょっぱかったです。昼食時にはおいしいお魚やパオズ、飲み物までもらっちゃいました。桃もいただきました。日本で考えると、食べるには早いかなっていう桃だったけれど、普通においしかったです。 はじめてまともな会話が成り立った。 「おいしい?」 「おいしい!」 それだけのことだけど、すごく喜んでくれた。その当時はまだ聞き取る力がなかったから、この場面だからこう言っているんだろう、と推測してしゃべっていただけなんだけど^^; 名前をきかれたので、本名を答えたけれど、信じてくれなかった(笑)。私が「名前」を理解していないのだと思ったらしく、違う単語(芳名)で説明してくれたり^^; 1人旅をしていることが分かると、「1人なら『小心』」と言われた。小心と言えば、「臆病な」という意味しか知らなかったので、驚いた(日本語にも「細かいところまで注意が行き届くさま・細心」という意味があるby大辞林)。持っていた本で調べたら「気をつけて」という意味だった。braveと言われ慣れているだけに(おい)、びっくりだった。 そして、避けては通れないのかな。戦争の話がでてきた。父が「日本鬼子」に撃たれた(逆かもしれない。よく分からなかった)と言っていた。私の顔色が変わったのを見ると、今は日本と中国は友好と言ってくれた。・・・もしかしたら、旅しにくい国かも、とちょっぴり思ってしまった。 一緒に食事をしたり洗濯をしたり。こういう旅を望んでいたのよね。まるで自分の子どものように扱ってくれて、本当に嬉しかった。 船(3等への差額+手数料) 36元 夕食 4元 |