TOP旅行記>中国


July
 25 26 27 28 29 30 31
August 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

17 Aug, 2002

昨日買った景徳鎮行きの列車は「無席」。席が無いというか、指定席がない。空いているところに座れるけれど、中国人を相手に席を取れるか不安だった。でも、今回は列車の乗り込み口が押し合いへし合いの乱闘になるほどの人もいなかったし、空席もいくつかあったので、案外簡単に座ることができた。

その車内、周りの人たちは外国人の私に興味津々の様子。その中で、同じくらいの歳の女性が「どこから来たの?」と口火を切った。近くの席に座っている人はいっせいにこっちに注意を向ける。あからさまにこちらを見たりはしないけれど、皆同じ角度で顔をこちらに向けていたのが妙に印象的。私が日本人だということは分かっているはずなのに、私の口から聞きたいらしい。私が「日本」と言うと、納得してくれたようだ。

それから、近くの人と会話をした。私の隣に座っていた男性も景徳鎮に行くことが分かった。彼は学生さんで、ありがたいことに英語が話せる。話をしたり、中国語を教えてもらったりであっという間に景徳鎮に着いた。

そこから、彼のお父様の車で、彼の友人宅へ送ってもらった。この時点で、今日泊めてくれるのかなーとか思い始めているわたくし。その後、彼の友人たち(10数人)と家の中でまったりと過ごす。マンションの1室なのだけど、毛沢東の写真が飾られているのと玄関がない(靴を脱ぐの(家と外の境界で靴を脱ぐ)ってことをぬかせばほど日本と同じような部屋だった。日本よりも極端に物が少ないとは思うけれど。彼らはトランプや麻雀に興じている。あとはテレビを見たり、パソコンゲームをやったり、夏休みの宿題を写しあったり(爆)。彼らの宿題はとても多いらしい。スパルタな進学校として有名(?)な私たちの中学時代もそれくらいあったかなぁ、くらいの量です。

案の定、その友人は泊めてくれるという話だったのだけど、途中で他の人が来るってことで泊まれなくなりました。安い宿を探してくれようとしたのだけど、最初は100元くらいの宿を紹介しようとしてくれた。それくらい出さないと「快適」じゃない、と。私が30〜40元で泊まりたいというと、びっくりしていた。中国人はいい格好をしてみせるのが当然って思っているみたいだから、安宿に泊まりたいなんていう日本人に驚いたらしい。宿を探しに行くことになった。道に出ると、「タクシーで行くよ」。実際にタクシーに乗ったけれど、普通に歩けるような距離で降りた。タクシー使う距離か?(徒歩10分くらいの距離)まず1軒目は、一番安い40元の部屋は外国人が泊まれないらしかった。去り際に、フロントが「なにあれ、日本人ですって」と言っているのがはっきり聞えた。貧乏な日本人で悪かったな!2件目は改装中なのかすごい状態だった。「旅社」だから本当は日本人を泊められないと思うけれど、泊めてくれた。しかもシングル1泊15元!英語で会話をする私たちを見て、宿の人が「何か用事がある時は中国語で言ってくれないと困る」と言っていた。中国語「分かりました」と「分かりました、だって。よかった」と、安心した様子。

また彼らのところにタクシーで戻る。帰ってきたとたん、
「いくらの宿があった?」
「15元」
「15元??」
地元民も驚きのプライスらしい。私も驚いた。すばらしい!その後も観光するでもなくまったりと時間を過ごした。観光ならいつでもできるし。観光地ならツアーでいつでも行ける。。それよりも、人の家に上がりこんで彼らの生活を見る方が楽しい。

また宿に戻ってきた。シャワーを浴びようと思ったら、先客が。そえで部屋にもどったら、使えるようになった時に呼びにきてくれた。その時にテレビをつけていなかったので、「テレビもつくよ」と言ってくれた。ちょっと疲れていたから理解できない中国語のテレビを見るのが億劫だったのだけど、と思いつつもテレビをつけてみる。スリッパを使っていないことが分かると、「スリッパもあるのよ」とスリッパを指差す。持参したビーチサンダルをはいていたのだけど、スリッパに履き替えてみた。シャワーの出し方も教えてくれた。これは南京で泊めてもらった彼女の家と同じだから知っていたのだけどね。水量と温度を調節するレバーが別々になっているのだ。宿の人たちがとても親切だった。小さな宿だけに、すごく家庭的。


昼食も移動も彼らがすべてお金を出してくれたので、一銭も使わなかった。

Back ll Next