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【2008年 8月27日(水)】 主人公は14歳です……
きゅ、急に寒くなって体調崩して寝込んだりしてたら、あと数日で八月が終わろうとしている……!?
カレンダーを直視したくないスケジュールでひたすらPCに向かい続ける日々ですが、そうこうしているうちに、「天魔の羅刹兵 蒼月譚」の発売日が二日後に迫って参りました。そして私も見本誌を頂いたのですが――うおう、誤植発見!! 主人公の年齢が14歳のはずなのに、18歳になってる箇所があるー!?
そ、そうだ……。
これを構想・執筆していた当時、「新世紀 エヴァンゲリオン」が大ブームを巻き起こしていたんですよ。で、主人公の年齢が14歳だと、「エヴァのパクリ!」とか言われそうでイヤだな……とか思って、18歳に設定し直すか、ぎりぎりまで悩んでたんですよね……。でも、最終的には「18歳にしては軟弱な主人公なので、やっぱ14歳だな」と思い直したんだった。ゲラの段階で。
いやーん、そんなことすっかり忘れてたー! しゅ、修正したいけどもう出版されちゃうよ……。た、頼むから重版かかってー!(涙目)
や、もちろん、講談社版よりも文章を「いまの自分からみて、もっと丁寧に」と思って直した箇所だっていっぱいあるんですよ!? むしろそういう部分の方が多いんですよ!? あ、あと、そう! 「二冊で終わる話」として改稿したので、「やろうと思っていた展開」に関わる伏線は、逆に出し惜しみせずに明示しちゃうことにしました。基本的に歴史の流れ通りに展開するお話なので、「この先どうなるのか?」っていうのは、実のところ作者が書かなくても大体は読者に想像できちゃう構造になってるんです。その部分は割と講談社版からも意図的でした。なので、「高瀬、もしかしたらこの設定でこういう展開を目論んでたのか?」みたいなのは講談社版よりは若干分かり易くなってると思います。無論、分からない人にはどうでもいい部分として読み流せるように処理しているような、地味な部分ですけどね。より具体的に書くならば、主人公である小平太の周りにそのヒントが散りばめられているというか、出生地や弟の名前にピンと来た人は、たぶん私のやろうとしていた展開が見抜けるはず。そう、先が読め過ぎちゃうのもアレなので、「史実」は重視しつつも、その流れを変えない範囲内での「歴史物ならではの虚構の醍醐味」は盛り込もうと目論んではいたんですよね……懐かしいなあ……。それから、当時は「漫画チックな効果を狙って!」と思ってやたら多用していた擬音も、半分以下に削りました。一時は、擬音は全部廃して戦闘描写を精緻に書き直すことも考えたのですが――それだとこの物語独特のリズムというか勢いみたいなものも損なわれてしまう感じがしたので、敢えて残した箇所も多いのです。ちなみに、かなり余談ですが、最近の私は描写に凝るようになったため、自作で擬音をほとんど使いません(無論、たまには使いますが)。読者にはどうでも良さげな軽いこだわりです、はい。
一読すると分からないようなこまかーい修正箇所は、ほかにも色々とあったためか、先に挙げたようなミスが却ってそれらに埋もれてしまったようです……。み、認めたくないものだな……。自分自身の若さゆえの過ちというものは……。そして、歳取ってからのミスも認めたくない。マジでへこむ。
【2008年 8月14日(木)】
ひたすら原稿を書く日々でやんす。
あと、今月末幻狼ファンタジアノベルスから復刊予定の「天魔の羅刹兵」ですが、初版部数がかなり少ないので、都市部でもよほどの大型書店でないと発見できないことが予想されます。だがそれでも探し出し購入して頂きたいッ!
あと、カラミティナイト関連の続報は当面出せない感じです。が、それは企画が頓挫したとかではなく、むしろ色々とリアルになってきたので書くに書けないというか、書くべきは情報ではなく原稿なんですよねという状況なのでどうかご理解を。
【2008年 7月16日(水)】
「天魔の羅刹兵」、一巻目のゲラチェック中〜&二巻目の入校直前の本文チェック中〜。
なにしろ九年前の本なので、復刊ともなればあちこち大量に直したくなるだろうな……と改稿に取り組む前はかなり身構えていたのですが、いざ読み返してみると細部を忘れていたせいか、思っていたより楽しく読めちゃったので、全体的に細々とした直しに留めておくことにしました。「我ながら若いなー」と思うような書き方もあるのですが、「これはこれで、何だか妙に勢いがあっていいか!」 とか思ってしまったり。
ともあれ、再刊とはいえ、来月には本が出るんだなあ……感無量。
【2008年 7月3日(木)】
今日は……7月……。俺は……みんなと同じ時を生きて……る……? あれ……何か、時空が……?
●「カラミティナイト」の忍性別問題、決着! 結果は予告通り刊行時の本文にて!
●「天魔の羅刹兵」、イラストレーターさんが成庵さんに決定! 講談社版とは異なるディテールの羅刹兵が戦場を駆け巡ります!
●復刊だけでなく、完全新作も、着手!
……うん。
大丈夫。
今日は紛れもなく七月三日。
みんなと同じ時間を過ごすためにこの時空に戻ってきた。まだ、ここでやらなきゃいけないことがある、書かなきゃいけない物語がある。
だから、もう時空には飲まれない。
【2008年 6月30日(月)】
そういえば、「分冊版カラミティナイト」のバージョン違い原稿はとりあえず上巻のみ作成完了、改稿箇所が多い下巻の改稿は、どちらのバージョンを選ぶかを編集長が最終決定を下してから取りかかろうと思います。
そしてもうすぐ「天魔の羅刹兵(上)」のゲラが届き、次の新作のプロットは今日が締め切り。うおお、何だか妙に忙しいでやんす……!
……とか何とか言いつつ、最近はコレに激ハマリしてたりもするんですけどね。やったぜ、今日は「仮面ライダーV3」をゲット……!
【2008年 6月29日(日)】
以前にご紹介させて頂いた、「小学星のプリンセス☆ (集英社スーパーダッシュ文庫)、遂に発売となりました。表紙とタイトルが、選ばれし勇者(婉曲な表現)のみを想定している感を出しまくっている作品なので、ちょっと興味を持って読んでみようかな……という人ではなかなか書店のレジには運べないかもしれません。ちなみに勇者ならば、「これを購入させて頂こうか!」と片手で10冊くらい鷲づかみにしてレジに積み、会計を済ませると「この書店はなかなか良い品揃えだ! また来る! ガハハハハ!」と笑いながら買う。それくらいの余裕かつ勇壮な購入姿勢ですでにゲットされていることと思います。しかしその、この作品が誕生するまでに多少なりとも関わった私でも、さすがにそこまで漢らしい買い方はできません……。でも布教用に三冊買いました。そんな私は勇者とは言わないまでもソルジャーであると言えましょう。
や、実はこの小説、勇者専用小説じゃないんですよ! むしろストーリー的にはそういう層を楽しませることも可能な直球ど真ん中のラブストーリーなんですよ! ただ設定が勇者向け過ぎるだけで! そこのところは強くアピールしたい!
ですが、勇者とはそうそう世間に多くないからこそ勇者と呼ばれるわけです。なので、勇者じゃない人向けに色々な言い訳というか購入動機になりそうセリフを考えてみましたよ。
〜「小学星のプリンセス☆」を購入する際の、ちょっといい購入動機集〜
●「こういうジャンルには興味がないけど、食わず嫌いは良くないよな」
●「高瀬彼方のサイトからうっかりリンクを踏んじゃった! 自分の意志で買ったんじゃない! 操作ミスなんだよ!」
●「高瀬のやつ、新作をおろそかにして講師なんかしてたのか……つまらなかったら酷評してやるぜ! そのために読む!」
●「高瀬さんは生活が困窮してそうだから、amazonのリンク踏んであげようかなあ……」
●「ごめんなさい、ぶっちゃけロリ大好きなんですが、隠れ勇者でした。今日から真の勇者を目指します」
……とかまあ、なんというかそんな感じで! ひねりなしの王道ストーリーが好きな人には本当にオススメなので(逆に波瀾万丈系が好きな人はダメかも、とは贔屓の引き倒しにならないように書いておきます)、「自分、勇者じゃないんで……」という理由だけで回避しないでくれるとありがたいです。というか、そもそもこの「小学星」というネタ、私と葛西伸哉さんの雑談から生まれたもので、たまたまそういうネタが好きそうな餅月くんに「そのネタで書いてみれば?」と言ってみたら本当に書いちゃった、そして出版に至っちゃったという作品だったりするのでこれで売れなかったら 「ご、ごめん、あれはネタでした……」では済まないかな、とかちょっと責任も感じてたり……。
そ、そんなわけで、集え勇者! 売れろ「小学星のプリンセス☆」! 頑張れ餅月望くん!
【2008年 6月15日(日)】
カラミティナイト復刊に伴うアンケート、多数のご意見をお寄せ頂きまして、ありがとうございました(ぺこり)。
アンケートは打ち切りってわけではないのですが、以降はせっかくお寄せ頂いても本文に反映することが難しくなりそうです(スケジュール的に)。単純な応援のメッセージであれば常時受け付けておりますが! とりあえず、最終的な結論は担当氏と話し合った上で慎重に出したいと思うのですが、皆様から頂いたご意見は、どちらを支持するものも、作者的には盲点だったご意見などが多く、参考になるものが多かったです。さて、最終的にどうなりますことやら。
とはいえ、ハルキ版とはちょこっと違う展開になっている部分は、どちらのバージョンにも存在します。「ハルキ版を再読しながら待っていますね」と仰って下さった方々が大勢いらっしゃるのですが、そういう方に向けた、小さなサプライズ……になったら嬉しいな、とかそんな風に思います。本当にごくごくささやかな変更点なので、あまり過度な期待をされても自分の首を絞めるだけになってしまいますな……。
ともあれ、続報を早く出せるように頑張りますー。そして分冊改稿版を読み返しながらしみじみ思ったこと。
……ハルキ版一巻、我ながら分厚すぎ。<超絶いまさら
【2008年 6月7日(土)】
カラミティナイト分冊改稿に伴うアンケート関連の記述はこちらへ。
さて、せっかく更新したのに復刊ばっかりの話題でも寂しいと感じつつも、新刊の話題は本当の本当に本になるということが99%定まらないと告知できないのがこの業界の定めなのですよ。かつて「読者が喜ぶから」――と不確定状況が多い中で告知してしまって、結果的にぬか喜びをさせてしまった前科もありますし、新刊に関しては慎重の上にも慎重を重ね、もう確定って状況が整うまでは敢えて話題にしませんので、新刊情報をお求めの方は、ここよりもライトノベル系情報サイトや、出版社の公式サイトなどをまめにチェックするようにしてくださいませ。しばらくは、「高瀬彼方がネタっぽい日記を書くサイト」としてここは機能してゆく予定ですー。
……や、私の小説を心底愛してくださっている方は、それゆえに真面目で一途というか、ネタっぽい日記を書くと「そんな小ネタはどうでもいいから新作を書け! 情報を告知しろ!」と怒る方々が多く……。いや、ほんと、何とも作家冥利に尽きる話ではあるんですが、もともとこのサイトは「パン焼き機が超欲しいなー」とか「最近筋トレに凝ってて〜」、そんなレベルのくだらない日常を綴るための場所でありまして……。それでいて、更新が途絶えまくるとそれはそれで怒られたり心配されたりするんですけどね。まったく、あなたたちは本当に難しい子だわ!(←眼鏡女教師が腰に手を当ててクラスのきかん坊たちにお説教するような口調で)。
それに、私の熱心な読者が一番求めているであろう私の新作は、「カラミティナイトの続き」であろうことが間違いないと思うのです。なので、私としては当然それに応えたいと思っており、そのための道筋を作ってます。そんなわけで、カラミティ復刊の告知をした後では、新作の情報はしばらく出せないのは無理もないことと、ご了承願いたいのです。だって、へたに新作、新シリーズを立ち上げて、カラミティの続刊が遅れたら……皆さんがどんだけ怒るか、ここ数日のメールの反響で想像しただけでもちょっと血の気引く感じですの……(くすん)。
それもあって、「天魔の羅刹兵」に関しては、続刊のための復刊ではなく、「二冊で完結する物語」としての改稿を施した上での再刊となります。
でも、「羅刹兵」は、「ディバイデッド・フロント」や「カラミティナイト」で私を知ってくださったけど未読、という方々が多いのではないかと思われます。そうした方々に届いてくれるように願っての復刊です。また、あれはその後の展開もラストも史実通りなんで、先の展開が知りたい方は戦国史をざっと眺めてみてくださいませ。もちろんあれも、続刊は構想にあるにはあったんですが、当時の私は講談社からしか原稿依頼を受けておらず、また商業小説家としての自覚も乏しかった時期の作品なので、執筆にかかる時間とか完結までに必要な巻数を度外視して書いた物語なんですよ。なので、私が最高のコンディションで、最速の執筆ペースを保ったとしても、「天魔の羅刹兵」を初期構想通りに完結させようと思ったら、あと八年くらいは他の全ての原稿依頼を断って羅刹兵に専念せねばなりません。それは……かなり……無理……。
あ、でも、単なる復刊で終わっては幻冬舎さんに申し訳ないので、「羅刹兵」がそこそこの売れ行きを示し、「高瀬彼方の固定読者層に向けた企画を動かせる」ラインまでの販売実績を示せたら……あくまでも願望レベルですが(注:くどいようですが、あくまでも願望レベルです!)、今夏より刊行の幻狼ファンタジアノベルスにて、「黒い鎧を着装した騎士が主人公の異世界ファンタジー」を書きたいな、とか思っております。 その言葉に何かを感じて下さった方は、幻冬舎刊の「天魔の羅刹兵」を死ぬ気で買い占めてくれるとありがたいです。
【2008年 6月5日(木)】打ち合わせ(注:後日追記あり)
今日は「カラミティナイト」関連の打ち合わせ。復刊に際しての最大のネックであった、「分厚すぎる第一巻を、どう分冊するか」という命題について打ち合わせしてきたのでした。 ハルキ版カラミティナイト一巻は、意図的に物凄くいびつなページ配分をしておりまして、単純にページを半分にぶった切って再刊することが出来なかったのです。かといって、分厚いままで出すと、単価が高くなるためにどの出版社からも営業からGOサインが出ないという……。また、私はハルキ版の極めていびつな構成が非常に気に入っていたため、「分冊するくらいなら再刊したくない」と一時期は本気で思っていたんですね。 ですが、「カラミティナイト」はそんなに売れたわけでもないのに非常に根強いファンが多く、続刊を望む声はいまだに私のところに届き続けていました。それならば、何とかして復刊、そして続刊への道筋を作ろうと思うに至りました。 ……でも。 その決断に至るまで、何もしてなかったわけじゃないんですよ。それでもとにかく「カラミティは分冊したくない」と駄々をこねつつも復刊、そして続刊への意欲は持っていました。なので私は、「まずはカラミティナイトと世界観を共有する物語を書いて、それの売れ行き次第で復刊への道筋を作れれば……」と思ったのですね。その企画は通りまして、一昨年から、私はその原稿に向き合っていたのです。 ですが、何だか、書けば書くほど、「あれ、俺がいま書いてるこの小説って、単なる『カラミティナイト外伝』では……?」とか思い始めてしまいまして。というか、実際のところ、「カラミティナイト」と世界観を共有した結果として、ハルキ版を読んでない限り、単体の作品としてはいまいち魅力に欠ける内容になっていることに気づいてからがさあ大変。これではカラミティナイト本編の復刊どころか、「外伝っぽい話」が単発で刊行されただけで終わってしまう! ……そこで悩みに悩んだ末、「カラミティナイト一巻、分冊改稿やむなし」と決意した次第なのです。改稿量は多くないものの、分冊したことによって一気読みテンションとは違う醍醐味を読者の皆様に提示できるよう、物語の構成に手を加えなければ……という作業をしていたのが昨今でした、はい。 で、今日は担当様と打ち合わせをしてきたんですが、分冊改稿版で「こうした方がよい」という的確なアドバイスを受けて作者的にも、これなら分冊しても書き手としての矜持を曲げないで済む、という方向性が見いだせたので一安心。 ただ、そんな中で一番盛り上がったネタが、以下の話題だったんですよね……。
わたくし:「そういや、遠野忍って、プロット段階では女の子だったんですよ。実際に原稿を書き出したら、『あ、メインキャラの男女比率が悪いや』って思って男に変えちゃったんですけど」 ……というノリで、打ち合わせが終わったのでした。分冊改稿における構成面での作家としての悩みという、わりかしシリアスな葛藤から、メインキャラの性別を変えちゃうかというわりと予想だにしなかった案件を抱えてただいま帰宅。 しかしながら、ハルキ版「カラミティナイトU、V」では忍が男の子であることがわりかし物語上でも重要なファクターであるので、続刊への展開を考えると多少の悩みはあります。いやでも、新規読者にとってはどうでもいいことでしょうし、既読ファンにとっては、「単なる過去作の出し直しとは違う展開が読める」方が嬉しいのかな……? 【追記】 それにしても、読者の方々の色々な意見が、本当に嬉しいです。一行コピペがほとんどない、真摯なご意見の多さに感激しております。ハルキ版刊行時にはさっぱり話題にもされなかったのに、初めて忍の時代がきた感じです。あと、何かAAを送って下さった方がいらっしゃるんですけど、崩れちゃって判読不能なので普通の言葉で送り直して下さるとありがたいです……。あ、それから、皆さんの反響を受けて、項目増やしてみました。
【質問:遠野忍が女の子になったら、どう思います?】
・萌え あなたのご意見を、メールフォームからお願いします! なお、復刊に際してはメールボックス溢れるくらい反響ありましたが、普段の私のサイトはヒット数がそんなに多くないため、一票でもかなりの重みを持つことが予想されます。
【2008年 6月1日(日)】諸君、私は復刊が好きだ
諸君、私は復刊が好きだ
学園で 戦場で
寡作なわりに色々な舞台で戦いを繰り広げてきた自作の復刊が大好きだ
戦国時代に巨大ロボを投入しながらも歴史の流れそのままに物語を展開する自分の無茶ぶりが好きだ
木造ロボットが耐久度の低さに悩みながらも戦場で暴れ回るのが好きだ。
「力とは」、「強さとは」という、多様な回答が存在する命題を扱い、明確な結論などでるはずがないだろって感じの状況から、常に何かを問い続ける物語を綴るのが好きだ
書評サイトでボロクソにけなされるのも「ああ、それでも読んでくれたんだな」って感じで好きだ
「ランブリング・カレイド」が、最終的に描き出すテーマを伝えられずに、ツッコミ易すぎるツッコミどころを叩かれただけで終わってしまったのは屈辱の極みだ
諸君、私は復刊を、怒濤のような復刊を望んでいる
諸君、私に付き従う復刊を願う読者諸君
未完シリーズの復刊を望むか?
担当氏:「ああ、だったら再刊にあたってそれやってみたらどうですか? 今後の物語の展開も、忍と智美の恋愛、という方向には向かわない感じですし」
わたくし:「え!? いやでも、何かそれだとあざとい感じがして読者が引きませんかね……?」
担当氏:「いや、それはそれで面白そうですよ」
わたくし:「う、うーん。とりあえず、上巻分だけだったら、忍の登場シーンは少ないので、試しに『忍おんなのこ版カラミティナイト』をバージョン違いで作成することは可能ですが……」
担当氏:「ちなみに、忍は女の子になるとどう変わるんですか?」
わたくし:「……わりかし、あのままだと思います。女の子としては、クールビューティな感じになるでしょうか……」
担当氏:「だったら全然ありじゃないですか!」
わたくし:「わ、わかりました、でもほんと、読者の反響が怖いので、とりあえずサイトでアンケート取ってみます……」
担当氏:「了解です! こっちはどちらでも構いませんよ!」
ちなみに、「遠野忍が初期プロットにおいて女の子だった」というのは本当です。最初期プロット段階では「遠野美由紀」という名前でした。その時イメージしていたキャラが捨てきれなかったので、ハルキ版「カラミティナイトU」以降に「鹿山美由紀」としてルックスと役柄を変えて登場したというのは、割とどうでもいいであろう制作裏話。
なので、単純に再刊版カラミティナイトの二冊分に関しては、忍を女の子にしちゃってもまったくストーリーは変わらないというか、むしろそっちこそが初期構想に近いバージョンになるのは事実なのですよ。
まじめな話、読者の皆様にとってそこの辺り、どうなんでしょう?
ファンの皆様の声がちと聞きたいところです。よかったらメールフォームにご意見下さいませ。
なお、結果は刊行時の本文の内容で発表いたします。<おい!
何だか復刊告知の余波か、このアンケートにも結構多くのご意見をお寄せ頂いておりまして、むちゃくちゃ驚いております。根強いファンがいることは本当にひしひしと感じていましたが、忍関連でこんなに反響がきたのは初めてです。
ただ、どちらのご意見を下さるかたもちと誤解があるようなのですが、忍の性別を変更するかどうかで、売り上げが変わったりしません。 また台詞回し関連の修正でしかないので、刊行スケジュールに影響を及ぼすこともないですし、続刊の執筆に際しても「どっちだから速く書ける」とか「どっちだと遅くなる」とか、そういう影響はありません(良くも悪くも)。
や、何だか賛成派の方も、反対派の方も「それで売り上げが〜」とか「刊行ペースが〜」みたいなことを私以上に気にしていらっしゃるようなんですよね。なのでちょこっと補足しておきますと、このアンケートは「売り上げやスケジュールを左右するようなものではありえない」からこそ、実施しているのです。というか、物凄くシビアな言い方をしますと、売り上げに関して明確な影響があると判断した場合、旧版読者の方で何割かの方が落胆しようとも、私は断固として忍の性別を変えるでしょう。それこそ初期構想通りですし。また、読者の皆様とは違う形ではありますが、私はこの「カラミティナイト」という作品に非常に強いこだわりを持っていますから、性別変更によって作品性の根本が変わってしまうと判断したならば、例え担当氏から「変えて下さい」と言われても、頑としてはねのけますね。また、刊行スケジュールに影響があると判断した場合、担当氏は断固としてそれを却下したでしょう。私の遅筆を誰よりも恐れているのは担当氏なので!
このアンケートは、要するに「ディバイデッド・フロント2」の後書きと同様なものとお考え下さい。作品の根幹や売り上げに関わらない範囲においてならば、読者のご意見をお伺いしたいですし、それによって得られるライブ感みたいなものが、私の背中を押してくれたり、迷いを絶ってくれたりすることもあったりするっていう、まあそんな感じでのものなのですー。
・萌え……とは言えないものの、見てみたい気はする
・高瀬さんの初期構想がそうであったならば、変更は構わない
・「ランスロット」が好きなので変えて欲しくない
・あざとい感じがしてひく
・旧版そのままの部分を出来る限り残して欲しい
・わりとどうでもいい
・ていうか、さらっと流されてるけど「カラミティナイト外伝」って?
・その他
諸君、私は復刊が好きだ
諸君、私は復刊が大好きだ
女王様が好きだ
羅刹兵が好きだ
災禍の夜が好きだ
カレイドアーツが好きだ
黒騎士物語が好きだ
隔離戦区が好きだ
宇宙で 地上で
戦国で 現代で
市街で 異世界で
廃墟で 競技場で
作者である私自身よりも、深く深く読者が作品に感情移入して熱い感想を寄せてくれた時など心がおどる。
気弱な眼鏡っ娘に世界の命運を背負わせて戦わせてみたりしたら予想以上に鬱展開になっちゃったけどそれが一部読者に妙に受けてしまった時など胸がすくような気持ちだった
単純な燃え萌えライトノベルとして普通に読めるようにあまりテーマ性を打ち出さずに書いているのに、それを読み取ってくれた読者がいた時など感動すら覚える
「読んでくれた人には好評だったんだけど、そもそも読んでくれた人は少なかった」という感じでシリーズが打ち切りにはるのはとてもとても悲しいものだ
他の小説を書いたり日記を更新しただけでも「そんな暇あったらカラミティ書け!」と嬉し悲しいプレッシャーをかけられるのは「そんなこと言われても……」という感じだ
書かれざる物語の終着点を描く、気合いの復刊を望むか?
狂気と絶望が待ち受けている物語の行き着く場所を見届けるための復刊を望むか――?
よろしい、ならば復刊だ
我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの出版不況の中で、再刊に至るまでの道筋を数年間待ち続けてきた我々にただの復刊ではもはや足りない!!
大復刊を!!
一心不乱の大復刊を!!
我らはわずかに一と百人強 出版業界にさしたる影響力を持たない少数に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力1万と1人の購買層となる
我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中にいまだ知らぬライトノベルの味を思い知らせてやる
連中を我々の望む物語の終着点に引きずりこんでやる
天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
100人強を起点とする読者層の波及で
未完のままに終わるはずだった物語を終着点まで導いてやる
高瀬彼方、第三次復活モード発動。
行くぞ、諸君! そしていまこそ明かそう、そのタイトルを!
「天魔の羅刹兵」 幻冬舎より今夏、再刊決定!
「カラミティナイト」、まだ社名は明かせない某社より再刊企画進行中!
【2008年 5月31日(月)】←曜日間違えてたらツッコミ入れられまくったけど、ネタとして敢えてそのままに
エネルギー充填率、120%! 男の魂充電完了!
隔壁閉鎖! エンジン圧力上昇! 非常弁全閉鎖! だけどまだちょっとだけ『何か』が足りねえ! このHPを見てるみんな、オラにちょっとだけ元気を分けてくれ! 元気を分けてくれるみんなは、下のメールフォームに「復刊! 復刊! 復刊!」とコピペして投稿してくれ! その時きっと、何かが起きる!
【2008年 5月26日(月)】
エネルギー充填率、101%……!!
あと、来月の集英社スーパーダッシュ文庫の新刊に、餅月望という作家さんの「小学星のプリンセス☆」というタイトルがありますが、この小説、私が専門学校で指導したかつての教え子のデビュー作だったりします。年若いヒロイン(微妙な表現)がお好きという方は、注目して頂けると嬉しいです。頑張れー、餅月くん〜。
【2008年 5月21日(水)】
エネルギー充填率、92%……!!
【2008年 5月10日(土)】読者の方々もノリがいいというか付き合いがいいというか(ある意味、ありがとう)
更新した途端、複数の方々からこんな主旨の投稿が。 エネルギー充填率、80%……!
【2008年 5月7日(水)】
久々に更新。
今月中に、刊行予定についての情報更新するから、待ってて下さいな。 だから、もうちょい待ってて。
情報告知回路、解放! 全エネルギーを、未完シリーズ復刊へ!
安全装置解除! セイフティロックゼロ! 圧力、発射点へ上昇!
総員、対購入、対衝撃防御!
心の準備はOKか諸君!? 武器の貯蔵は充分か英雄王!?
もしくは応援のリンクを貼ってくれ!(重要)
「あらかじめ聞いておきますが、高瀬さんの五月って何日まであるんですか?」
くそう、やっぱりこの質問がきやがりますかええ分かってますよチクショウ、5月は31日までですよ!
ていうかもう、原稿あるから! 再刊だから! さすがの私もそれで長期間引っ張ったりしないから! ただなんつーか、ガツンとぶちかますような告知がしたいんですYO!
ただいま、エネルギー充填率は70%くらい。それじゃいけねえ。そんなんじゃ大砲はぷっぱなせねえ。
猛烈に強まった最大出力の大砲をぷっぱなすには、エネルギー充填率120%が必要。それが世の理。
【目下のお仕事】
●「天魔の羅刹兵」、幻冬舎より復刊確定!
●カラミティナイト、復刊企画進行中!
●復刊の話は複数あるようなないような。ないような。
●その他、細々した原稿依頼もあるような。ないような。