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サクラはいつも、唐突だ。 「ねえ、先生聞いてもいい?」 残った仕事を片付ける俺の背中に向かって、 「どうした?サクラ?」 「いいから、答えて!連絡取れなかった間、任務なのはわかってるけど、何してたの?」 「何って、、、任務だよ?」 「どんな事?言えないようなSランク?言える範囲でいいから」 「ん〜火影様から預かった巻き物をある国に届けたよ」 「それから?」 「それから?、、、その国のお偉いさんとその御息女を木の葉の里まで護衛して」 「それから?」 「アカデミーに言ってイルカ先生に頼まれていた、授業用の資料揃えを手伝って」 「それから?」 「ん〜〜火影様に呼ばれて行ったら、御意見番が持ってきた豆大福をもらって」 「それから?」 「演習場の脇の近道を通ったら、珍しく今年の男子ルーキーがいたからつっついて」 「それから?」 「まだ、それから?」 「いいの!答えて!!それから?」 「1回里に戻った時は、すぐに出れるように一晩自宅待機だったかな?」 「それから?」 「ん〜〜〜〜その日の夕飯は一楽の餃子と、茄子の味噌汁で」 「それから?」 「茄子は超特価でいいのだったからたくさん買って、残りは糠床に入れて」 「それから?」 「まだ続くの?え〜っと、翌日には浅漬けで食べたら、やたらうまくて」 「それから?」 「自宅待機は溶けたけど、まだ他に連絡は取れなかったから本屋行って」 「それから?」 「それから?あーえっと、、、アカデミーを借りてアスマ達と今後の演習予定を立てて」 「それから?」 「うー、、、豆大福のお礼に糠漬け持って行ったら、御意見番に糠について意見されて」 「それから?」 「あ、、、とは風呂入って、飯食って、トイレ行って、、、」 「そんな事は報告しなくていいから!!それから?」 「?夕方正式にお役御免になったら、アスマ達が飲んでるから来いって誘われて、、、」 「達ってだれ?」 「お。少し質問が変わったね」 「いーから!!」 「ハイハイ。アスマ、ハヤテ、ゲンマ、あ、イルカ先生も通りがかりに引き込んで」 「他の人は?」 「他の人?あー女性陣かな?紅、アンコに、、、あ、ガイもいたな。エビスにあとは」 「後は?」 「く〜続くねぇ。いつの間にか隣のテーブルに、先代猪鹿蝶の親父さん達がいたな」 「それから?」 「あ〜〜任務から雑用まで全員いい感じに終わった所だったから盛り上がって」 「それから?」 「ビールジョッキで飲んで、焼酎に〜日本酒に〜」 「、、、おやじくさい」 「何か言ったかな?」 「別に。それから?」 「あ。」 「なに?」 「その居酒屋の茄子田楽がすごい旨くて、早くサクラと飲みに行ってみたいなって」 「、、、、、、、、」 「あれ?どしたの?終わったの?」 「先生は、、、あのね!私もまだ下忍だけど忍だから任務が大事なのわかるよ?」 「うん」 「先生は大人だから、大人の付き合いもあるでしょ?」 「そうだね」 「でもその間、1回しか私の事思い出してくれなかったの!?」 いつの間にか、サクラの眼にはうっすらと涙が浮かんでいた。 (やっぱり、そう来たか) カカシはサクラの隣に座ると、多少抵抗気味のサクラの顔を片手で胸に寄せた。 「お偉いさんの御息女はね、忍じゃないけどサクラと同じ年でね、サクラにもし何かあった時に、困らないように慎重に警護した。 アカデミーで、イルカ先生からアカデミー生時代のサクラの話聞けて少し知らないサクラでドキドキした。 豆大福もらった時は、ず〜っと未来に、サクラとお茶飲みながら食べたいなと思ってた。 一人で買い物して、料理しようとしたら、いつもサクラがいてくれる場所に話し掛けようとしている自分に気が付いた。 ナルト達見かけた時は、やっぱり俺の知らないサクラを知ってて、これから一緒に走っていくだろう奴らに、正直嫉妬した。 本屋で本当はサクラを見かけたんだけど、まだ接触できなくて変化していたから、俺の前を素通りされた時はすぐ捕まえたかった。 これからの演習予定を決める時は、気を抜くとサクラにばっかり係りっきりになるカリキュラム立てそうで、皆バランスよくするのが大変だった。 御意見番に糠漬けについて、つっこまれて早く嫁さん貰えって言われた時には、サクラの顔しか浮かばなかった。 風呂入っても、飯食っててもサクラがいないと寂しかった。 お役御免になった時、アスマ達から呼ばれた時、すぐにサクラに会いにいけないのがかなしかった。でも付き合いも大切だからね。 だけど、誰と何を飲んでても、心は居酒屋にはなかったな。そしたらね、茄子田楽が出て来たんだよ。 前にサクラが作ってくれた事あったよね?それより上な訳はないけど、外で久しぶりに美味しいもの食ったら、急にサクラに会いたくなって。 でもまだ、ここに連れて来れないし、だけどそこに大人になったサクラが現れて、俺に笑ってくれた気がしたんだ。 そうしたら、なんかもっと鮮明に見えるかな?アホな事考えて、たくさん飲んじゃったよ。 ごめんね、サクラ。俺、いつも上手く言えないから、寂しい思いさせてるよね」 いつの間にか大人しくなっていたサクラは、俺のシャツの胸にぎゅとしがみついていた。 「先生?」 「、、、ん?」 「ありがと、、、」 |
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